狼夜 / 地 宵闇の娘 「…うるさい、うるさいうるさいうるさい……」 一夜限り、黄金の門が交錯した瞬間に反転世界の同位存在と入れ替わった少女。 影にいくつもの獣を飼っており、常にその叫び声に苛まれている。 その声が身の内から響くものだと気づく日は来るのだろうか。 |
ニーニア / 水 怠惰な蛇 「…あぁ、普段とさしてかわりない」 同じく一夜限りの入れ替わりを果たした青年。 共にきた二人のことは少なからず気にかけているらしい。 あまり細かなことにはこだわらないので、人々の様子が違うことに気づいても特に何もしなかった。 |
スー / 光 蝸牛の狂信 「ふふ、はは、ひゃひゃひゃ!」 同じく一夜限りの入れ替わりを果たした少年。 彼にとってここがどこかなど関係の無いことなのだろう。 ただいつもどおり、狂ったように笑いながらそこに在り続けるのだ。 |